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みなさんは「あいうべ体操」を聞いたことはありますか。以前テレビなどでも何度か紹介されたことがあるのですが、「あー」「いー」「うー」「べー」と言うだけで、アレルギー疾患やリウマチ、膠原病、消化器疾患、精神疾患に効果があるのです。ちょっと信じられないかもしれませんが、実際に症状が改善した例も報告されているのです。ではなぜ、「あー」「いー」「うー」「べー」と言うだけで効果があるのか。今回はメディアにも取り上げられた「あいうべ体操」について詳しくお話させていただきます。
≪あいうべ体操とは≫
あいうべ体操とは簡単に言うと、「口呼吸を鼻呼吸に変えていくこと」と「舌を正しい位置に整えること」です。実は日本人の8割もの人が、普段から口呼吸をしているというデータがあります。口呼吸をしていることにより、口腔内が乾燥して唾液が減少する、口内炎にないやすい、口腔内から様々な病原菌を取り込んでしまう、免疫力が低下してアレルギー疾患になりやすい、咀嚼や嚥下機能が低下するなどの危険性があるのです。あいうべ体操を行うことで、口呼吸から鼻呼吸に矯正し、これらの症状を改善してくれるのです。
また、普段口を閉じている時は、舌は上アゴにぴったりとついているのが正しいのですが、舌が前歯の後ろについていたり、舌の両側に歯形がつく方は舌の位置が下がっています。舌の位置により、唾液の分泌、歯槽膿漏、虫歯の状態まで変わってくるので、舌の位置を正しくすることによって様々な症状が改善されます。
≪あいうべ体操のやり方≫
①「あー」と口を大きく開ける
縦の楕円形に近くなるようにして、のどの奥が見えるくらい口を大きく開ける。
②「いー」と口を横に開ける
頬の筋肉が両方の耳の前に寄る感じがするくらいが目安。首に筋が浮き出るくらいに。
③「うー」と口をとがらせる
思い切り唇を前に突き出すようにする
④「べー」と舌を伸ばす
舌の先を下アゴの先端まで伸ばすような気持で、舌を出す
≪あいうべ体操のポイント・注意事項≫
口を大きく動かすことを意識して、少し大袈裟なぐらいに動かしましょう。「あー」「いー」「うー」「べー」のひとつの動作をそれぞれ約1秒間キープし、約4秒かけて1セットとします。この1セットを10回続けて行い、1日3度に分けて計30回行うのがオススメです。お風呂や就寝前がベストで、テレビを見たり読書をしながら行うなど、リラックスしながらでも可能です。声は出さなくても大丈夫ですが、少し声を出して行うとストレッチ効果がアップします。
≪まとめ≫
以上のように、あいうべ体操を行うことで、口呼吸を鼻呼吸に変えるだけでなく、舌を正しい位置に整えることができます。あいうべ体操は口がいつも開いている人、なんとなく疲れやすい人、だるい・やる気が起きない人、手軽にいつでもどこでも出来る健康法が知りたい人、アレルギー疾患(花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎など)で困っている人、むくみを取って小顔になりたい人にオススメです。やり方がわからない人や、もっと詳しく知りたい方は、稲毛区のしのはら歯科医院までお気軽にご相談下さい。