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虫歯になっているわけでもないのに、小学校高学年や中学生のお子さんが急に「歯がしみるようになった」「噛むと痛い」といった症状に悩まされたことはないでしょうか。こういった症状がある場合、中心結節の破折が考えられます。中心結節とは、永久歯である前歯と奥歯の中間にある小臼歯に認められることが多く、歯の中心部に突起物のようなものが確認できます。この中心結節が破折することで痛みが出たり、最悪な場合は神経を取らなければならなくなることもあるのです。では中心結節とは一体なんなのか。今回は、あまり聞き慣れないかもしれませんが、決して珍しい症例ではない、中心結節について説明していきたいと思います。
≪中心結節とは≫
中心結節とは歯の異常形態の一種で、下顎の第二小臼歯(前から5番目の歯)によく見られます。噛み合う面の中心部に、円錐状や棒状の突起物を認めるのが特徴です。
この中心結節の問題点は、結節部にまで神経が伸びてきていることです。そのため、中心結節が破折することで神経が露出してしまい、しみやすくなったり痛みが出るだけでなく、神経から細菌が侵入して感染することで、歯肉が腫れてくることもあるのです。
≪中心結節の治療法≫
①詰め物をする
しみたり痛みがある場合には神経が露出している可能性があるため、白いプラスチックの詰め物をして、表面をコーティングしてあげると痛みが治まってきます。
②神経の治療をする
噛むと痛みがあるだけでなく歯肉が腫れてくると、露出した神経から細菌感染を起こしている場合が考えられるため、神経の治療をする必要があります。神経の治療が終わったら、最終的には被せ物をします。
≪まとめ≫
中心結節は自分では気付きにくいですが、定期的なメンテナンスを受けることで早期に発見でき、破折する前にコーティングをすることで痛みを予防することもできます。もし仮に中心結節が破折してしまい、痛みが出てしまってもしっかり対応させていただきますので、何か気になることがあれば稲毛区にあるしのはら歯科医院までお気軽にご相談ください。