前回の豆知識ブログで、喫煙によって引き起こされる全身および口腔内に及ぼす悪影響についてお話しさせてもらいましたが、今回はその第２弾で、喫煙が美容に及ぼす影響についてのテーマになります。特に女性の方は必見ですよ！！ 

 

 

突然ですが、みなさんはこの写真の２人の関係性がわかりますか？

 

親子？それとも姉妹？いいえ実は「双子」なのです！！

 

これはイギリスのBBCが制作したもので、２２歳の双子の女性が４０歳までに喫煙した場合(左)と喫煙しなかった場合(右)にどんな顔貌になるかを特殊メイクでシミュレーションしたものです。肌の弾力を保つコラーゲンはビタミンCによって生成・保持されていますが、喫煙によってビタミンCが破壊されてしまうことにより、コラーゲンが大幅に減少してしまいます。それに伴い、ほうれい線や肌のたるみ、シワが目立ちやすくなってしまうのです。それ以外にも、喫煙者に見られる顔貌の特徴として以下の項目が挙げられます。

①メラニン色素の沈着により、日焼けやシミ、黒ずみが目立ちやすくなる。

②血管が収縮することで血行不良になり、肌が酸欠状態に陥ることで不健康な肌の色になる。

③水分量が減ることにより、みずみずしい潤いのある肌を保つのが困難になる。 

 

 

以上のような喫煙者独特の顔貌は「スモーカーズフェイス(喫煙者顔貌)」と呼ばれます。また、髪の毛が薄くなったり白髪も増えたりすることがあるため、実際の年齢よりも老けて見られてしまうこともあるのです。２０世紀を代表する女優のオードリー・ヘップバーンも有名なヘビースモーカーで、彼女は悪性腫瘍により６３歳で亡くなってしまいましたが、晩年はやはり喫煙の影響でスモーカーズフェイスの特徴がはっきりと見られます。アメリカの通信販売大手のＱＶⅭが行ったアンケートで、２０世紀最高の美女ランキングで１位に選ばれた彼女でさえ、喫煙によってその美貌を年齢と共に失ってしまったことは非常に残念なことだと思います。

 

　　　

 

 

≪まとめ≫

このように、喫煙によってこれだけ多くの害が、喫煙者に悪い影響を与えていることがわかっています。そして、その害は喫煙し続けることによって年々蓄積されていきます。もしかしたら、まだ喫煙による悪影響を感じていない方も多いと思いますが、確実に喫煙者の身体を蝕んでいるのが事実です。タバコを吸う楽しみはもちろんあるでしょうが、それと同時にたくさんのものを失っていることも知っておくべきであると思います。