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歯の脱臼


 

スポーツをしている時に相手と接触したり、日常生活での転倒などによって歯が抜け落ちてしまうことを歯の脱臼と言います。歯を脱臼してしまった場合、速やかに対処すれば再植して、もう一度元の部位に戻すことができます。しかし、そのまま放置しておくと元には戻らなくなり、いずれは入れ歯やブリッジなどの治療が必要になってしまいます。では歯が脱臼してしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。今回は抜けてしまった歯の正しい対策についてお話させていただきます。

 

 

 

 

 

 

≪抜けた歯のケア≫

歯が脱臼した場合は速やかに歯科医院を受診する必要がありますが、抜けた歯をそのままにしておくわけにはいかないので、理想としては歯を生理食塩水(0.9%濃度の食塩水)に入れておくのがベストです。ただし、生理食塩水は一般的には持っている方はほとんどいらっしゃらないと思うので、その場合は牛乳に浸しておくことをオススメします。牛乳も無い場合には、軽く汚れを取ってから口の中に入れておきましょう。この際の注意事項として、誤って歯を飲み込まないよう気を付けることです。また、なるべく歯の根っこの部分は触らないようにしましょう。

 

 

 

 

≪歯根膜のケア≫

歯が脱臼して抜け落ちてしまった場合、一番大事になってくるのが歯根膜の状態です。歯根膜とは歯の周囲を支えている歯周組織で、歯と骨を支える役割をしています。この歯根膜の損傷が少なければ、脱臼した歯を再植することで元に戻すことができます。再植の成功のポイントは3つあり、①脱臼してから再植までの時間②歯根膜の感染の有無③歯根膜が感染していないか、以上のことが重要になります。

 

 

 

 

 

≪再植後のケア≫

歯や歯根膜の状態が良好な場合には再植を行いますが、再植後すぐには適合しないため、しばらくは両隣の歯とセメントやワイヤーなどでつなげて固定をしておく必要があります。また再植しても必ず成功するわけではなく、数年経ってくると動揺してしまうこともあるので、あまり長持ちはしないと思ってもらったほうがいいでしょう。

 

 

 

 

≪まとめ≫

以上のことに気を付けていただければ再植することも可能ですが、脱臼してから30分以上経過してしまうと成功率は下がってしまうため、できるだけ早く歯科医院を受診するようにしましょう。また、予期せぬ転倒や事故による脱臼を防ぐのは困難ですが、スポーツで脱臼するのを防ぐにはマウスガードを装着するのがオススメです。歯の脱臼や破折などの事故やトラブルでお困りの際には、稲毛区にあるしのはら歯科医院までお気軽にご相談下さい。