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みなさんは家族や友人と会話をしている時に、自分の口臭が気になったことはありませんか。また、口臭は自分自身では気付きにくいため、周囲の人から指摘され悩んだことはないでしょうか。口臭は生活習慣や体内環境の影響を受けますが、日頃から口腔内のチェックをし、原因をつきとめて予防・治療を心がければ悩みは解消されます。しかし、口臭にも様々な原因があり、病的口臭や生理的口臭、心因性口臭などが考えられるため、まずはなぜ口臭がするのかを知る必要があります。そこで今回のテーマは、誰でも一度は気になったことがあると思われる口臭についてのお話になります。
≪口臭の種類≫
口臭は大きく分けて病的口臭、生理的口臭、心因性口臭の3つに分類されます。
①病的口臭
Ⅰ)口腔疾患による口臭
虫歯や歯周病などの疾患が原因で引き起こされます。病的口臭は他人からするとかなり強烈な臭いを感じることもありますが、本人に自覚症状がない場合が多いです。
●歯周病
歯周病が進行することにより歯周ポケットが深くなり、ポケット内に歯周病原菌が増殖することで口臭が発生します。
●虫歯
虫歯が進行して歯に穴が開いてしまい、そこに汚れやプラークが蓄積することで口臭が発生します。また、以前治療した被せ物や詰め物が合わなくなることで、口臭の原因になることもあります。
●ドライマウス
ドライマウスによって唾液の分泌量が減少し、口腔内が乾燥して細菌が増殖しやすい環境になることで、口臭が発生します。さらに詳しいことは以前の豆知識ブログで紹介した「ドライマウス」に掲載してありますので、チェックしてみて下さい。
●舌苔や歯石などによる口腔清掃不良
舌苔とは舌の表面に付着した細菌の塊です。歯石とはプラークが石灰化したものであるため、これらは口腔内の清掃不良によるものが原因なので、しっかり除去する必要があります。
Ⅱ)全身疾患による口臭
耳鼻咽喉科系、呼吸器系、消化器系、糖尿病、癌などで口臭がすることもあります。胃の病気が原因となることは少ないです。
②生理的口臭
健康状態や年齢性別に関係なく起こる口臭のことです。口腔内が不快な感じになるため、本人に自覚症状があることが多いのが特徴です。生理的口臭は以下の様々な場面で起こります。
●起床時の口臭
睡眠中は唾液の分泌量が減少するため、口腔内が乾燥して細菌が増殖することで起こります。
●緊張時の口臭
精神的な不安や緊張を感じることで唾液の分泌量が減少し、口腔内が乾燥しネバつく不快症状が起こり、口臭が発生します。
●飲食による口臭
臭いの強い食品(にんにく、キムチなど)や飲み物(アルコール類)を摂取することで口腔内の環境が変化し、唾液の分泌量が減少したり舌表面にニオイを起こす物質が定着することで、口臭が発生します。
●妊娠時、生理時の口臭
毎月の生理時の精神的不調や体調不良だけでなく、妊娠中のホルモンバランスや代謝の変化により、口臭が発生します。
●空腹時の口臭
空腹になると、血液中の代謝産物の影響と口腔内の生理的な機能が悪化して、口腔内から悪臭が発生します。朝食を食べられなかった場合の午前中や、空腹時にコーヒーを飲んだりタバコを吸ったりすると、さらに口臭が悪化します。
③心因性口臭
実際には他人に迷惑をかけるほどの口臭がしていないにも関わらず、自分の口臭を必要以上に気にしてしまい、対人関係に不安や恐怖を感じてしまうことを言います。
本当に口臭があるのかを正確に判断するためには、専門の医療機関で診療してもらうことがオススメなので、気になる方は歯科医院などで検査を受けるといいでしょう。
≪まとめ≫
以上のように、口臭には様々な原因が考えられますが、そのほとんどが口腔内の病的口臭であることが多いため、歯科医院で虫歯の治療や歯周病のケアをしっかり行うことで、口臭は改善されます。
虫歯や歯周病だけでなく、口臭でお悩みの方がいらっしゃれば、稲毛区のしのはら歯科医院までお気軽にご相談下さい。